著:井形慶子『あなたが私を好きだった頃』ポプラ社 (推薦日2005/11/21)

恋愛小説は、読むのも書くのもハッキリ言って苦手です。
そんな自分が友人に勧められ、この本に出逢った。
その友人は、あたしの少し変わった恋愛観や思考を理解し共感してくれる貴重な存在で。
あたしは彼女の考え方に魅力を感じ、尊敬し、大好きでもあり。
そんな彼女が進める本。惹かれないはずがありませんでした。
前半は驚く程に早く読み終え、その間何度頷いたことか判りません。
著者の実体験がもとになっているからこそ、リアルに心に響くのかも。
(後半は…というか結論は賛否両論かと…)。
考え方はイロイロでも、皆、同じように恋愛に不安を抱き、翻弄されている。
そう知った瞬間でもありました。
誰の恋愛も、どんな恋愛小説よりもずっと素晴らしく魅力的な「物語(ストーリー)」を持っている。
この本の著者も決して恋愛小説作家ではなく、イギリスの暮らしをテーマとした本の著者で、
雑誌編集長というキャリアの方。
そんな世界を生きる方と単なる学生の自分たちと。恋愛のカタチはそう変わらないらしい。
その後数日に渡って、仲間内で友人の本が貸し回されることとなりました(買えよ)。










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